新型車の発表が相次いでいるがホンダの軽ハイトワゴン「NWGN(エヌワゴン)」についても7月にフルモデルチェンジするとの話がある
●NWGNとは
いわゆる、軽ハイトワゴンに属する全高が1600ミリ前後のスライドドアを搭載しないタイプの軽自動車。
NBOXの爆発的な人気であまり目立たないクルマではあるが軽快な走りとNBOXほどではないが広い室内空間で使い勝手に優れている
現行モデルが発売されたのは2013年なので6年ぶりのフルモデルチェンジとなる
ライバル車としてはスズキのワゴンR、ダイハツのムーヴ、日産三菱のデイズ、ekシリーズが該当する
▲写真は現行型のNWGNノーマルモデル
全高は1655ミリ(2WD)とNBOXよりも低いが車内空間は広く快適である
●次期型のNWGNについて
エクステリアはスクエア感が強まり運転のしやすさが外観からも想像できる
スライドドアは搭載していないので軽量で走りの面においても期待できるだろう
カスタムモデルにおいても、現行モデルのギラギラ感が抑えられており、より幅広いユーザーにうける顔つきになったように感じる
▲現行型のNWGNカスタム
鋭い目付きが特徴的で個人的には好きな顔である
●内装
内装も外観同様に直線基調で横幅の気になる軽自動車枠においても広々と感じられるインパネになっている
▲ノーマルモデルのインパネ
●注目装備
「渋滞追従機能付ACC」
NBOX同様、安全運転支援システム「ホンダセンシング」が標準装備されているがNBOXよりも機能がパワーアップしている
NBOXでは時速30キロを下回ると解除されてしまう追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)が渋滞時でも機能するようになった。
NBOXもおそらくマイナーチェンジで渋滞時でも追従してくれる機能にアップデートされるだろうが一足早くNWGNに採用された形になった。
新型タントにも渋滞時でも追従してくれるクルーズコントロールが搭載される様なのでこれからの軽自動車選びにこの機能が付いているかどうかが大きなポイントになりそうである。
昨今の軽自動車は高速道路でもパワー不足を感じることが少なく軽自動車で高速を利用する人も多いだろう
そんな時でもこのような機能が付いていればより快適に長距離クルーズを行うことができる
「パーキングセンサーシステム」
クルマ後方に設置された4つのセンサーで障害物を検知して音と表示で接近をしらせてくれる。
特にクルマの後方というのは目視での確認に限界のある場所なのでこのシステムが付いているとバック駐車の際にも安心して停めることが出来るのではなかろうか
「オートブレーキホールド機能」
停車中にブレーキペダルから足を離しても停車状態を保ちアクセルを踏むと自動的に解除され発進できる機能
一見地味な機能のように思えるが停車時間が長い時などにブレーキペダルを踏み続けるというのは以外と面倒くさいのであると嬉しい機能である
●収納
現行モデルでも収納面においては不満がないが新型では更に利便性が向上している。
特にトランク収納において全長の短い軽自動車はあまり積載できる量が少ないイメージがあるが新型NWGNでは備え付けのボードを使うことによって上下二段に分けて荷物を積載することができる。
▲上下二段に分けて収納できるので、限られたトランクスペースを有効活用できる
●まとめ
NBOXやタントなどの背の高いクルマが圧倒的な人気を誇っている軽自動車市場だがそんなに広大なスペースは必要がないというユーザーもいる
そのようなユーザーに今回のNWGNは正にベストな選択ではなかろうか
価格と広さのバランスがちょうどいい「軽ハイトワゴン」カテゴリーはライバルも大勢いるが新型NWGNはユーザーの心を掴むことができるのか楽しみである
新型NWGNティザーサイト:https://www.honda.co.jp/N-WGN/new/