新型ハスラーに試乗する機会があったので ディーラーに行って試乗してみた。 そこで 実際に乗ってみた感想をまとめてみた
①走り
今回ハスラーに試乗してみて一番に感じたのが軽快な走りであった。
新型プラットフォーム“ハーテクト”の採用やスズキの誇る軽量化技術によって車両重量は830kgとなっている
もともとスズキ車の多くはボディが比較的軽く作られているようで、燃費性能の向上や走りに大きな好影響を与えている
今回の試乗車はターボモデルだったがアクセルを軽く踏んだだけでスルスル〜っと法定速度まであっという間に加速するので走っていてとても楽しかった
また後述するが軽量化によって乗り心地が悪化してしまうのではないかと思っていたがそんなことは全くなかった
②車内空間
先代モデルもワゴンRをベースにした車だけあり車内空間は大人四人が十二分にゆったり座ることのできる空間が確保されていた
先代モデルでも不足ない車内空間が新型では更に拡大された
実際のカタログ数値を比較してみると
【先代ハスラー】
ホイールベース:2460mm
室内長:2,160mm
室内幅:1,295mm
室内高:1,250mm
【新型ハスラー】
▲新型ではリアクオーターガラスが追加されてより広さを感じられるデザインになった
ホイールベース:2,460mm
室内長:2,215mm
室内幅:1,330mm
室内高:1,270mm
と、なっている。
数ミリの向上となっているがより角の立ったボディの影響もあって広さ感は数値以上に感じられるはずだ
ちなみにNBOXを所有しているので、参考程度に NBOXの車内寸法も掲載しておく
【NBOX】
▲子育て世代には抜群に使いやすいNBOXの室内空間は便利だが、これほどの広大なスペースは必要ないというユーザーもいるはずだ
ホイールベース:2,520mm
室内長:2,240mm
室内幅:1,350mm
室内高:1,400mm
極限まで室内スペースにふったNBOXに比べると見劣りするが、子供のチャイルドシートが不要でスライドドアが必須ではないなら、燃費性能にも優れているハスラーをファミリーカーとしてチョイスするのもありだと思う
実際に今回はチャイルドシートとジュニアシートをつけてみたがそれでも車内が狭くて使いづらいということもなかった
③乗り心地
走りの面でも少し触れたが、乗り心地は劇的に向上しているようだ
実際に試乗してみても乗り心地の良さは体感できた
先代モデルは後部座席で特にぽんぽん跳ねる様な感覚があるとのレビューもチラホラ散見されたが今回の新型はその様なネガな部分を徹底的に潰している
静粛性の高さもあいまって本当に軽自動車を運転している感覚というよりワンクラス上の車を運転しているようだった
④ユーティリティ
今回は短時間の試乗だったため、あまり内装をじっくり見ることはできなかったが視認性に優れている大型メーターや9インチの大型ナビが付いていたりと(ナビはオプション)装備内容も豪華だった
スズキ伝統の助手席下の収納や今回のハスラーから採用された取り外し可能なアンダートランクなどアウトドアでの使い勝手が更に向上した
アクティブな外観とあいまって、この車を所有しているだけでどこかに出掛けたくなる気分にさせてくれそうだ
⑤燃費
試乗をさせて頂いたディーラーさんの話によると街乗り平均で実燃費は約18〜19km/L走るとのことである
ターボモデルでこれだけ走れば個人的には満足である
ストップ&ゴーの多い街なかでもハイブリッドのおかげで走り出しをサポートしてくれるので街乗りでもこれだけの高燃費が実現できるのだろう
高速道路を使った長距離クルーズではどれくらいの燃費になるのか気になる所である
●まとめ
先代モデルから変わらない様に見えて劇的な進化が感じられた今回の新型ハスラー。
カタログだけではわからないことも多いので機会のある人には是非とも試乗をオススメする
先代モデルもスズキの予想に反して爆発的にヒットしたクルマだが、今回の新型ハスラーは先代モデルを上回る人気モデルになるだろう