軽自動車規格で排気量や寸法に制約のある軽自動車だがスーパーハイト軽に代表される軽自動車群は高さ方向にスペースをかせいでコンパクトカーを凌駕するような室内スペースを確保している
全幅に関しては1.48メートル以下とコンパクトカーなどに比べると狭くなってしまうがそれでもホイールベースを拡大して室内長を伸ばして大人四人でも窮屈しない空間を実現しているから驚きである
後部座席の空間も広い軽自動車が増えてきたが後部座席にアームレストを備えている車種というのは現状数が少ない
アームレストがあるとカーブなどでも身体が安定して快適性にも大きく影響する
積載性を担保するためや横方向自体が狭いので採用している車種は少ないがそれでもいくつかの車種には後部座席にアームレストを備えているモデルも存在している
今回は後部座席にアームレストを搭載している車種をいくつかピックアップしてみた
NBOX
軽自動車の超人気モデルとなったホンダのNBOX
センタータンクレイアウトと呼ばれる燃料タンクを前席の下に配置する構造により低床フロアを実現しているため荷物の積載や小さな子供なら車内で立って着替えが出来るなど幅広いユーザーがマルチに使えるクルマとなっている
走りに関しても車重の重たいスーパーハイト軽ながら自然吸気エンジンでも力強い走りをしてくれるので街乗りで使うなら必要十分すぎる軽自動車となっている
そんなNBOX、ターボモデルには後部座席に左右独立で使えるアームレストがある
幅は狭いが長さはある程度あるので広大な後部座席でゆったり寛ぐには十分だろう
タントエグゼ
大人気モデルダイハツタントの派生車種として2009年に発売された
タントと名がつくが、スライドドアをあえて採用せず一般的なヒンジドアとし上質感のあるインテリアに仕上げている
後部座席のシートも快適に過ごせるようにボリューム感のあるものとなっておりこのタントエグゼのキャラクターを形成する上で重要な要素となっている
残念ながらフルモデルチェンジすることなく販売が終了してしまったが後部座席にアームレスト完備の希少なクルマの一つとなっている
▲後席にもボリュームのあるシートが奢られており大人四人が快適に移動できる
ワゴンR(三代目)
かつては軽自動車は狭くて使いにくいというイメージがあったが、全高を高めて車内空間を拡大した画期的なクルマとして軽自動車界に革命を起こしたのが1993年に発売された初代ワゴンRである
この革新的なデザインと道具としても使いやすい初代モデルは瞬く間に大ヒットモデルとなった
そんなワゴンRだが三代目モデルのみに後部座席にアームレストが設けられている
後の4代目以降からは後席アームレストは廃止されている
ワゴンRは中古車としての流通量も多く走行距離の少ない状態のいい車種も見つけることが出来るので軽自動車の中でもコスパの高いクルマとなっている
そう言えばMH21ワゴンRにはリアシートにもアームレスト付いてたなぁと...
— SHIFT_ like no other (@L275_KF_DET) 2019年10月8日
アームレスト出すとシート幅は狭くなるものの、有り無しで高級感&快適性が全然違う。
後ろ座る事はほとんど無いけど... pic.twitter.com/JDewxWgrkr
https://twitter.com/L275_KF_DET/status/1181540703861497856?s=09
エヴリィワゴン
軽ワンボックスの人気車といえばスズキの『エヴリィ』
仕事用途でも使えるのはもちろんのこと
最近では荷室の広さを活かした車中泊にも使える車として注目されている
そんな軽ワンボックスエヴリィの乗用車モデルがエヴリィワゴンである
内装の質感を高めて軽ミニバンとして使える一台となっている
後部座席にはアームレストが装備されており軽ワンボックスの利点である積載性を備えつつ家族で快適に移動できるクルマとなっている
エヴリィワゴンも良いですよ♫
— 孤独のグルメン (@gurumen819) 2019年11月29日
積載性は軽最強でそこらの普通車より断然上だし、車中泊も快適です✨ pic.twitter.com/T5wwwZAYEU
https://twitter.com/gurumen819/status/1200506421898428416?s=09
まとめ
今回は数少ない後部座席にアームレストを装着している軽自動車をピックアップしてみた
フロントシートにアームレストを採用している車種は多いがやはりフル乗車の機会が少ない軽自動車では中々後席までアームレストを備えている車種は少ない
後部座席に人を乗せる機会が多いのであればより車幅に余裕のあるコンパクトカーやミニバンも視野に入れる方が良さそうだ