ダイハツには『キャスト』という軽自動車がある
こちらのキャスト、3種類のタイプがある
●『**キャストスタイル』
●『キャストアクティバ』
●『キャストスポーツ』**
と、それぞれエクステリアやインテリアのデザイン、機能面でも異なる
中でも『キャストアクティバ』とよばれるモデルは最低地上高が高く悪路での走行もある程度可能なSUVテイストの軽トールワゴンとなっている
そんなキャストアクティバだが、新しく今回登場したこれまたアウトドアやレジャーで使えそうなダイハツ『タフト』とどのような違いがあるのだろうか?
エクステリアやインテリア、装備内容など色々比較してみた
エクステリア
▲キャストアクティバ
▲タフト
エクステリアからも両者のキャラクター が大きく異なるのが見てとれる
随所に丸みがありながら樹脂性のサイドガーニッシュが力強さも感じられるキャストアクティバ
一方タフトはシンプルなスクエアボディ構成されておりヘッドライトも四角くデザインされている男性的なデザインとなっている
同じSUVテイストのクルマながら方向性は全く違うところが面白い
2車の外寸寸法は以下の通りとなっている
キャスト | タフト | |
---|---|---|
全長 | 3,395 | 3,395 |
全幅 | 1,475 | 1,475 |
全高 | 1,630 | 1,630 |
ホイールベース | 2,455 | 2,460 |
最低地上高 | 180 | 190 |
インテリア
インテリアに関しても両者のキャラクターの違いがハッキリ見て取れるポイントである
キャストアクティバの方はインパネ周りも曲線のラインで構成されており大きな二眼メーターが特徴的となっている
キャストアクティバはグレードによってボディ同色のアクセントカラーが選択可能となっておりオレンジや写真のようなブルーなど鮮やかな色を選択できる
シートは撥水加工がされており汚れても容易に拭き取れるようになっている
ダイハツの軽トールワゴン『ムーヴ』をベースにしているので後部座席は左右独立でスライド及びリクライニングができる
人を乗せるときには後部座席を一番後ろに下げて足元空間を拡大することも出来るし、荷物が多い時は後部座席を一番前にスライドしてトランクスペースを拡大などフレキシブルに室内空間を調整できる
一方、タフトはインパネ周りも直接基調で無駄な装飾を極力廃したものとなっている
▲エアコンルーバー周りやシフトレバー周りに加飾が入るがアクティバに比べるとシンプルなインパネ周りとなっている
タフトの目玉は『スカイフィールトップ』とよばれる軽自動車では初採用のガラスルーフだろう
前席の頭上に広大なガラスルーフが採用されており抜群の開放感を感じながらドライブを楽しむことが出来る
実用性はないかもしれないが、小さなお子さんのいる家庭などには喜ばれそうな装備である
▲開閉式のシェードを開けば、いつもと違う気分でドライブできるスカイフィールトップは赤外線や紫外線も軽減してくれるガラスが採用されている
タフトのシートアレンジに関しては後部座席は固定式になっておりスライド機構はない
それでも十分なレッグスペースは確保されているので問題ないだろう
しかしタフトは2人+荷物という使い方があっているのかもしれない
▲後部座席は固定式だが足元周り、頭上空間には十分なスペースがある
室内寸法を比較
キャスト | タフト | |
---|---|---|
室内長 | 2005 | 2,050 |
室内幅 | 1,320 | 1,305 |
室内高 | 1,245 | 1,270 |
安全装備
●キャストアクティバ
キャストアクティバには『スマートアシストⅢ』と呼ばれる先進安全機能が搭載されている(Xグレードには搭載なし)
衝突被害軽減ブレーキや踏み間違え防止機能などドライバーの安全運転をサポートしてくれる頼もしい機能である
●タフト
予防安全機能というのは日々進化している
当然ながら発売時期の新しいタフトの方が安全性能においてはキャストより優れているのは当然だろう
実に17種類にも及ぶ予防安全機能により日常のちょっとした買い物からロングドライブまで幅広い範囲を先進の安全機能がサポートしてくれる
昨今では搭載されている軽自動車が増えてきた追従式のACCもタフトには装備されており全車速に対応しているので高速道路でもし渋滞にハマっても前走車に自動で追従してくれる
▲クルマが車線中央を走行するようにハンドル操作をアシストしてくれるレーンキープコントロールもGターボグレードには標準装備される
メーカーオプションにはなるが『スマートパノラマパーキングアシスト』と呼ばれる駐車支援システムもタフトには装着できる
縦列駐車にも対応しているので駐車が苦手な人も安心である
まとめ
今回紹介したキャストアクティバだが、残念ながら新車販売は終了している
しかし中古車サイトを確認すればほぼ未使用の車体もあるのでもし購入を検討しているならそこらあたりから探すといいだろう
市場流通量もそれほど多くないので町中で同じクルマを見かけることも少ない
個性的なクルマながら実用面でも過不足ない性能を有しているのでコスパ面においても狙いである
タフトに関してはよりオフロード色が強くなりその潔いスクエアスタイルにデザインだけで惹かれる人もきっといるだろう
もちろんデザインだけでなく予防安全性能においても最新のものが搭載されているのでより安心してドライブを楽しむことができるだろう
軽自動車のクロスオーバーSUVは今はまだそれほどラインナップが多くないが人気が更に高まれぼライバル車も続々登場してくるだろう
これからも注目していきたいカテゴリーである