荷物をたくさん積む機会が多い場合や家族が増えた時に候補としてあがるのはやはりミニバンだろう
特に『日産 セレナ』『ホンダ ステップワゴン』『トヨタ ノア・ヴォクシー』はMサイズミニバンとして人気 の車である
6人以上が乗れる広い車内空間が確保されていながら、アルファードやエルグランドのようなLサイズミニバンに比べ扱いやすいサイズ感が人気のポイントだろう
サイズ感こそ似ている三車種だが安全装備やシートアレンジなどのユーティリティ面においては各車さまざまな違いがあり購入を検討する際に悩んでしまうポイントだろう
そこで今回は人気の『日産セレナ』『ホンダ ステップワゴン』『トヨタ ノア・ヴォクシー』を比較してみた
エクステリア
◆Mサイズミニバンとは? そもそもMサイズミニバンとはどのような定義があるのだろうか。
特に明確な定義はなく、5ナンバーサイズに収まる(全長4,700mm以下、全幅1,700mm以下、全高2,000mm以下、排気量2,000㏄以下)サイズ感のミニバンと考えてよさそうだ
車体サイズや排気量によっては3ナンバーに該当する車種もあるが、とにかく街乗りにおいて運転しやすいサイズが魅力的なポイントだろう
▲セレナ
2019年8月にマイナーチェンジされ「ハイウェイスター」は大形グリル採用に迫力ある顔つきになった
▲ステップワゴン
ステップワゴンスパーダもマイチェンによりフロントフェイスがシャープな顔つきになった
▲ヴォクシー
インテリア・シートアレンジ
セレナ
スマートシンプルハイブリッド車には「スマートマルチセンターシート」と呼ばれる前後に稼働するシートが採用されておりシートを2列目にセットすれば2・3・3の8人乗りにアレンジすることができる
また「スマートマルチセンターシート」を1列目にセットすれば二列、三列間でのウォークスルーができるなど名前のとおりマルチにシートをアレンジすることができる(e-POWERモデルはバッテリーなどの関係でスマートマルチセンターシートは採用されず2列目はキャプテンシートとなる)
参考元:> https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior/arrange.html
ハンドルの上からメーターが確認できるアウトホイールメーターとなっており運転中の視線移動もすくない
助手席前の大型のグローブボックスや、インパネアッパーボックスなど収納面においても申し分ないが後述の二台の車においても収納面において過不足ないものとなっているのでどれを選んでも不満がでることはないだろう
ステップワゴン
ステップワゴンの特徴はなんといってもこの低床フロアだろう
ステップ高はわずか390mm(スライドドア)となっており小さな子供からお年寄りの方まで乗り降りしやすい車になっている
重心の低さは走りにも良い影響を与える
ステップワゴンはミニバンながらカーブでのロール感も少なく引き締まった足回りでミニバンとは思えない走行性能を実現している
ステップワゴン結構走りがいい。
— tnk (@btwtd2) 2019年2月6日
セレナ→ノアボク→ステップワゴン→ビアンテと
走りが良くなっていく?印象
時間空いとるけん不正確やけど。
ヴォクシー
https://toyota.jp/voxy/feature/?padid=from_voxy_gallery_bottommenu_feature
サードシートを跳ね上げれば、810mmの超ロングスライドが可能になるセカンドシート
VIPカーさながらの快適空間でくつろぐことが出来る
また子供がフロントシートをがんがん蹴ってくるという悩みも解消できるかも⁉
ステップワゴン同様、低床設計になっており昇降性にすぐれている
室内高も1400mmと高く設計されており子供なら車内で立って着替えができるだろう
ラゲッジ
セレナ
ミニバンは車高が高く、それに伴いバックドアも大きくなっている
ラゲッジに荷物を積載するさいはバックドアの張り出しも考えて駐車する必要が生じる
しかしセレナにはハーフバックドアが設定されており、後ろに壁や車両が近くても荷物の積載ができる
ディーラーオプションのラゲッジアンダーボックストレイを使えばアウトドア用品も汚れを気にせずに積み込むことができる
ステップワゴン
トランクゲートを縦にも横にも開くことができるわくわくゲートがステップワゴンには設定されている
セレナ同様に後ろのスペースがあまりない場合でも横開きのドアから荷物の積載ができ、またサードシートへのアクセスもわくわくゲートを使えばトランク側から行える
またセレナ、ヴォクシーがサードシート格納方法が左右への跳ね上げなのに対してステップワゴンは3列目分割床下格納シートとなっており肩口のストラップを引くだけの軽い操作でサードシートの格納ができ簡単に大容量のラゲッジスペースを作りだせる
安全性能・快適装備
セレナ
セレナにはプロパイロットがグレード別にはなるが設定されており、巡行走行や高速道路などでの渋滞時でもアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を車がサポートしてくれる
またインテリジェントFCW(前方衝突予測警報)機能により自車からは確認できない前方の状況の変化を検知し玉突き事故の防止をサポートしてくれる
遂に来ました!私のニューマシンです🚙
— 酒パワー (@VKMap4ok2e3fw4n) 2018年6月4日
これに乗って旅打ちや食い旅にたくさん出かけます💨
このセレナ。ネットでは出足がモッサリとか言われてるけど、実際に乗ってみたらクルマの性格に合った味付けでいい感じです。プロパイロットも楽ちんでした。
セレナ君!これからもよろしくです😄 pic.twitter.com/9YLkTYpiCH
新腰痛号はセレナePower
— 腰痛ダダ (@youtsuu_dada) 2020年3月17日
燃費が非常にいい、プロパイロットも付いてる頭の良いクルマ
早速釣り仕様にしようと思うずぇ pic.twitter.com/6zzCLFck6f
ステップワゴン
対象との距離や速度の測定に強いミリ波レーダーと形や大きさの識別に強い単眼カメラを融合した高精度な検知システム「「Honda SENSING(ホンダ センシング)」がステップワゴンには搭載されている
アクセルとブレーキの踏み間違いを防いでくれる誤発進抑制機能や歩行者事故低減ステアリング機能のほか、渋滞追従機能付きのACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)など快適、安心に運転することのできる機能が数多く設定されている
ヴォクシー
インテリジェントパーキングアシストは車庫入れのさいに車両がステアリング操作をアシストしてくれる
シフトを「R」にいれるだけで駐車枠を認識し自動でステアリング操作を行ってくれる
まとめ
大きなラゲッジや広い車内空間、便利なスライドドア搭載でファミリー層に絶大な人気のあるミニバン
今回比較した三車種はミニバンに求められる基本性能はどの車もおさえている
こと安全性能に関してはACCや電動パーキングブレーキの非搭載など基本設計の古さもありヴォクシーがやや不利になる面もありそうだ
とはいえ、ハイブリッドモデルの力強い走りや上質感のあるインテリアデザインなど魅力的な要素も多くあり次期型へフルモデルチェンジされる際は上記の安全性能に関してもセレナ、ステップワゴン同様のものとなることが期待できる
セレナは100%モータードライブ走行を可能にする『e-power』と呼ばれるシリーズハイブリッド技術(エンジンは発電に徹し駆動はモーターのみで行う)が採用されており、『e-power』モデルがセレナの販売台数を後押ししているイメージがある
次期型にフルモデルチェンジする際はさらにモーターの性能も向上しミニバンの弱点ともいえる燃費面においてもさらなる改善が期待できそうだ
ホンダのステップワゴンは外観こそセレナ、ヴォクシーと比較すると大人しめな印象がをあるが、低床設計がもたらす使いやすい荷室やわくわくゲートなどの工夫が随所に見られ、実際に所有して使っていくうちにこの車の魅力を感じることができるだろう
走りの面においても実際に所有しているオーナーの方の評価も高く運転が楽しいミニバンを探しているならステップワゴンがおすすめといえるだろう
参考元:
https://www.honda.co.jp/?from=auto_header
https://toyota.jp/voxy/?padid=tjptop_menu_carlineup-h_h-bdt-MVN