ホンダからコンパクトSUV『ヴェゼル』のフルモデルチェンジモデルが発表された
先代モデルが発売されたのが2013年なので実に8年ぶりのフルモデルチェンジとなる
初代モデルもシティユースで扱いやすいボディサイズながら本格的な走りも楽しめるSUVモデルとして人気を博していた
そんなヴェゼルが内外装からエンジン、プラットフォームまで大幅にアップデートしてデビューとなり注目が集まっている
直接的なライバルといえば、トヨタの『CーHR』が挙がってくるが、今回は同じトヨタから発売している、ヤリスのクロスオーバーSUV『ヤリスクロス』と比較してみる
引用元:> https://toyota.jp/yariscross/gallery/?padid=from_yariscross_feature_navi-menu_gallery
引用元:> https://www.honda.co.jp/VEZEL/new/
◆ボディサイ
ズ
新型ヴェゼルのボディサイズは今のところ公表されていないがおそらく先代モデルと大きくかわらないと思われる
現行モデルのヴェゼルの外寸は全長4.295mm、全幅1.770mm、全高1.605mmの3ナンバーサイズとなっている
一方、ヤリスクロスの外寸は全長4,180 mm、全幅1,765mm、全高1,590mmとなっている
こうして比較してみても外寸に関してはおおきな違いはなさそうだ
◆内装
▲新型ヴェゼル
ホンダヴェゼルは水平基調の伸びやかなインパネで広々感の感じられるデザインになっている
押しやすい位置に各操作系が集約されており、質感においても高そうな印象が画像からみてとれる
リアシートの快適性も先代モデルから大きく向上したようで、後部座席に座っても閉塞感がない解放的な空間を実現している
また後部座席にも「充電用USBジャック」が設けられていたり(※タイプ別設定) エアコンの風を後席へ届ける「リアベンチレーション」(※タイプ別設定)などすべての席で快適にすごすことができるようになっている
新型ヴェゼルに採用された「パノラマルーフ」
大開口にもかかわらず日差しの熱をほぼカットしてくれる「Low-Eガラス」が採用されている
▲ヤリスクロス
新型ヴェゼルの水平基調なインパネ回りに対してヤリスクロスは曲線的なデザインで包まれ感のあるものになっている
スマートフォンと連携してスマホのナビや電話、音楽などを楽しむことができる
▲収納スペースも豊富に設けられており、車内が小物で乱雑になることはなさそうだ
◆安全性能
ヴェゼル
ホンダ新型ヴェゼルには『ホンダセンシング』が搭載されている。
〈主な機能〉
●後方誤発進抑制機能
●近距離衝突軽減ブレーキ
●渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
●オートハイビーム
●誤発進抑制機能
●歩行者事故低減ステアリング
●衝突軽減ブレーキ(CMBS)
●路外逸脱抑制機能
●車線維持支援システム(LKAS)
●先行車発進お知らせ機能
●標識認識機能
ヤリスクロス
●アドバンストパーク(パノラミックビューモニター付き)
カメラとソナーによってステアリングだけでなく、アクセルとブレーキ操作も制御。駐車位置のメモリ機能も搭載
●レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
●アダプティブハイビームシステム[AHS]
●オートマチックハイビーム
LEDの点灯・消灯を制御し、先行車や対向車に光が当たる部分を自動的に遮光できるアダプティブハイビームシステムと、ハイビームとロービームを自動で切替えるオートマチックハイビーム
◆走行性能
ヴェゼル
2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載
走行状態に応じてエンジン走行とモーター走行をスムーズに切り替えて走行することができる
▲EVモード
▲ハイブリッドモード
▲エンジンモード
また3つのドライブモード、4段階の減速フィールをユーザー自身で選択できる
●NORMALモード 一般道で快適・スムーズで上質感を感じる走り
●SPORTモード ワインディングで俊敏でダイレクトな加速を感じる走り
●ECONモード 高速道路でなめらかな高速クルーズを楽しむ走り
減速セレクターを搭載、アクセルオフ時の減速感を4段階で自由に調節することができる
ヤリスクロス
1.5L直列三気筒ガソリンモデルとそれにモーターを加えたハイブリッドモデルの2種類が設定されている
ハイブリッドの2WDモデルでWLTCモード燃費が『HYBRID・X』で30.8km/Lとすぐれた燃費となっている
ガソリンモデルには路面状況に応じた3つのモードを選べる『マルチテレインセレクト』システムが備わる
走行時の路面状況に適したモードを選択すると駆動力や4WD、ブレーキをシステムが統合的に制御してくれる。
システムの作動状況はマルチインフォメーションディスプレイでリアルタイムに確認することができる
◆ダウンヒルアシストコントロール(ガソリン/ハイブリッド)
スイッチを押せば降坂時の車速を低車速にキープしてくれる
悪路を走行するさいにも不安感の軽減に寄与してくれる機能が豊富に設定されている
◆まとめ
力強い走りに加え街中でも扱いやすいサイズ感で人気のコンパクトSUV市場
今回はホンダ新型ヴェゼルとトヨタヤリスクロスを取り上げたが、各社から様々な車種が販売されており装備面や安全性能、パワートレインなども違いがあり実に悩ましいところである
新型ヴェゼルの発売は2021年の4月となる
現行ヴェゼルは発売から8年経過しており、販売台数も下降気味となっている
新型モデルが投入されればこれからのコンパクトSUV市場を牽引していくニューモデルとして注目を集めるだろう